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D-サブ

D-サブコネクタの概要

D-サブとしても知られているD-サブミニアチュアコネクタは、その独特のD字形金属シェルに由来するユビキタスコネクタタイプです。これは、消費者製品から衛星機器に至るさまざまなアプリケーションで使用されています。

D-サブコネクタの特徴

d-sub
D-サブコネクタは、特徴的なD形状の金属シェルに囲まれた2列あるいは、それ以上のコンタクトが平行列で埋め込まれた構造になっています。シェルは、メカニカルなサポートの役割を果たすと同時に正しい配向を確保するだけでなく、電磁妨害(EMI)に対する遮蔽機能を備えています。システム回路をD-subコネクタ内のコンタクトに接続するために、圧着、はんだカップ、PCBはんだ、PCBプレスフィット(圧入)および、ワイヤラップ接続を含むいくつかの方法が用いられています。システムをロックする多くの場合、コネクタが衝撃や振動に耐えて、嵌合状態のままを確保できるための条件を満たしています。

D-サブコネクタは、マイクロ-D系および、SCSIアタッチメント系(HD-50とHD-68のようなコネクタの特徴を備えた)と時々混同されることがあります。これらの製品は、D-subコネクタとは別のものです。 D-サブは、時々「長方形のラック&パネル」コネクタと呼ばれ、多くの場合、DB9、DB15、DB25、DB37とDB50などの通称名で呼ばれることが多く、それらの数字はコネクタピン数を表しています。

用途

D-サブコネクタは、多種多様な電子機器に使用されます。D-サブコネクタは頻繁にコンピュータ、プリンタや電源ユニットなどの異なる製品間の接続のためのCOMポートに用いられています。DB9コネクタは、トークン・リング・ネットワーク、ならびに他のコンピュータネットワーク、コントローラー・エリア・ネットワーク(CAN)用に使用される。 D-サブコネクタはレコーディングスタジオでのコンピュータビデオ出力、ゲームコントローラポート、マルチチャンネルのアナログ、およびAESデジタルオーディオ用に使用されています。
長年にわたり、このコネクタの使用は、その時点で入手可能な技術とともに変化してきました。たとえば、初期のMacintoshコンピュータでは、外部のフロッピーディスクに接続するためにそれらが使用され、Commodore Amigaでは、外付けのフロッピーディスクだけでなく、ビデオ出力にもD-サブが使用されました。しかし、それらのサイズ、およびコストのために、消費者製品におけるD-サブの使用は、ほとんど姿を消しました。しかし、そのフォームファクター、サイズ、密度、およびコストのコンビネーションでエンドユーザに大きな価値をもたらすノン・コンシューマー用途において未だに人気があります。

製品

Positronicは、多種多様なD-サブコネクタシリーズとその付属品を保有しています。標準および、高密度D-サブミニアチュアシリーズは、信頼性が高く6パッケージサイズとマルチプルパフォーマンスオプションをベストコスト性能比で備えています。すべてのPositronic D-サブは、信頼性、耐久性と強度を確保するために、ソリッドな機械加工によるコンタクトが特徴です。

コンボ-Dコネクタは、信号、電力、光ファイバー、同軸ケーブルの組み合わせおよび/または、単一パッケージでの高電圧コンタクトを可能にするサイズ8および、サイズ20または22のコンタクトを組み合わせた混合密度絶縁を特徴とするD-サブコネクタのサブカテゴリです。これらのコネクタは、理想的な入力/出力コネクタ·インタフェースとして、ブラインド嵌合とシーケンシャル嵌合を含む多くのパッケージサイズと異形コンタクト、および付属品の多様性とオプションを備えています。

何か、もう少しコスミックなコネクタをお探しの場合は、宇宙飛行で使用するために設計された高性能D-サブコネクタをお試しください。保護と低磁気特性のための軽量アルミフード付きでお求めいただけます。これらのコネクタの多くは、NASA GSFC S-311認定仕様です。